じぇじぇじぇ

DUNE/デューン 砂の惑星のじぇじぇじぇのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
-
・長いけど、ポールの行く先をずっと逃さず共に歩める充実感。なので、今回のパート1はクライマックスに向けて盛り上がるという構成ではない

・幻影残像のゼンデイヤ、思ったより出番少ない

・砂の惑星、風もない時は周りの音が何も聞こえない、すげぇ体験だった。
映画のどこかで人一人だけがただ砂の整備をしてるなんてことないシーンがあって、そのときにその人が動くことで生まれる音しかしない空間を感じることができて、すごく感動して、映画館で見てよかったって思った。
特に、ポールたちが元々統治してた惑星が音に溢れていて(海のさざなみ、木々の揺れる音)、その対比も際立ったし、砂の惑星が、本当に砂によって全てが決まる(風が起きることで砂が舞う、サンドワームが砂中を動く)ことを実感した。

・言葉にできないことを映像でやってくれてる感じ

・観賞後に色々な批評を見て、ストーリーが薄いという意見が散見されてるが、ポールの挙動が気にいるか?というところに尽きると思う。ポールの精神性はあんまり外部に感情を剥き出しにするタイプじゃないから、心情の変化などの背後を勝手に想像したい人にとってはすごく面白いが、心をむき出しにしてない分、そこを想像しない人にとってはあまり楽しめないということでは?