2025.3.8 二回目の鑑賞
Amazonプライムビデオの配信で吹替版を鑑賞しました。既にパート2も見放題配信(Netflix)に入ったので、続けて鑑賞できると思い、まずはパート1のおさらいです。
映画をじっくり観るのに配信は便利です。何度も停めては戻し、画面や台詞を確認しつつ観ていました。改めて観るとジェシカが影の主役として描かれているのですが、ベネ・ゲセリットの謎がほとんど何も明かされないで終わるので、やはりこの映画がパート1だと知らされていなかった観客には不親切ですね。
サンドワームはある意味この映画の象徴のようなアイテムですが、歯のあるタイプではなく髭鯨タイプなのが面白いです。一度だけ立ち上がりますが、大きさが圧倒的です。
映像も音楽もとても良いですね。ディズニーが最近作るスター・ウォーズ作品はかなりこの『DUNE/デューン 砂の惑星』の影響を受けているのではないかと思ったりしました。
2021.10.27 初回鑑賞
劇場で『DUNE/デューン 砂の惑星』(原題:Dune: Part One)を鑑賞しました。1985年に日本公開された『デューン/砂の惑星』が137分で原作を描き切ったためにダイジェスト版のようになってしまったのに対し、このリメイク作品は155分でしかも二部作の第一部です。
宇宙帝国暦10190年、皇帝からの唐突な命令でアトレイデス公爵家は砂の惑星アラキス(デューン)への国替えを命じられます。アラキスはハルコンネン男爵が恐怖で支配していましたが、砂の民フレメンと呼ばれる先住民の反乱に手こずっていました。公爵の特使としてポールの剣術指南役だったダンカンがアラキスでフレメンと交渉し、公爵はフレメンに共感を抱いて国替えに応じることにします。
砂の惑星デューンへ移住したアトレイデス家ですが、それはハルコンネンと皇帝が手を結んでアトレイデス家を滅ぼすための陰謀だったのです。皇帝の親衛隊とハルコンネン軍の急襲で父公を殺されたポールは、母親と共に砂漠に逃れます。公爵の一人息子ポールは、ベネ・ゲセリットと呼ばれる女性だけの秘密結社出身の母親から受け継いだ特異な力を持っていました。広大な砂漠に逃れたポール達は巨大なサンドワームに襲われ、砂漠の民フレメンに遭遇します。ポール達は果たして砂漠で生きのびることができるのか・・・。
原作に沿って時間を使ってかなり丁寧に描いています。主人公のポール・アトレイデス役は子役時代からの長いキャリアを誇る超美青年の米仏二重国籍俳優のティモシー・シャラメです。この映画ではまだ幼さの残るポールを演じていますが、彼が幻視する未来での姿は聖闘士星矢のような凛々しいアーマーを纏って雄々しく戦う戦士であり、多くの民を導く指導者であり、愛する者たちを守る勇敢な男です。きっと続編ではずっと成長した姿で登場しそうなのでかなり楽しみです。
その他のキャストは、ポールの母親ジェシカにレベッカ・ファーガソン(ミッションインポッシブルシリーズのイルサ)、父親アトレイデス公爵にオスカー・アイザック(スター・ウォーズ続3部作のポー・ダメロン、MCUのムーンナイト)、後にポールと結ばれるチャニにゼンデイヤ(MCUスパイダーマンのMJ)、ポールの武術の師であるガーニイにジョシュ・ブローリン(MCUアベンジャーズの仇敵サノス)、ポールの兄貴分ダンカンにジェイソン・モモア(コナン、DCEUのアクアマン)、それにフレメンの長スティルガーにハビエル・バルデム(007 スカイフォールのシルヴァ)、邪悪の塊のようなポールの宿敵ハルコンネン男爵にもうベテラン過ぎて説明不要のステラン・スカルスガルド(MCUアベンジャーズのセルヴィグ教授)と言った豪華な共演陣です。
上映された英題にはPart Oneと表示されていましたが、邦題には第一部とは書いていないし、チラシにも続編があることなんかまったく書いていませんから、何の知識もなく観た方はきっと、えっ、これで終わりなの?と思ってしまったのではないでしょうかね。第二部はいよいよポールが宗教的戦闘集団と化したフレメンを率いてハルコンネン男爵軍と激闘を繰り広げるでしょう。サンドワームも大いに活躍して欲しいものです。