佐藤克巳

エノケンの近藤勇の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

エノケンの近藤勇(1935年製作の映画)
4.0
大藤信郎の闇夜の月のアニメーションやボレロの池田屋騒動のエンディング等の八方破の近藤勇榎本健一は秀逸だが、二役坂本龍馬は余計で、龍馬暗殺は時代が合致していない。エノケンのリズム感は流石で、カエル跳びのギャグが一番笑えたが、山本嘉次郎監督はどちらかと言えばアクションにウエートを置いている印象だ。また、桂小五郎二村定一の魅力が生かされなかった恨みが残る。
佐藤克巳

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