わたぼう

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたいのわたぼうのレビュー・感想・評価

4.7
ドイツ映画祭にて。
EUフィルムデーズですでに絶賛の声を聞いており、行きたかったんだけど見逃していた今作。とても大好きな作品でした。

主人公ベニーの演技が強烈。最初ドキュメンタリーかと思ったくらい。かわいくて、凶暴で、やさしくて、切ない。

今作の後『この茫漠たる荒野で』(Netflix)でトム・ハンクスと共演してるみたいなので、早くチェックしたい。

出てくる子どもたちはみんな素晴らしかった。一緒にスケートする男の子の顔が、あの役をするための理想の顔をしていた。主人公に次いで印象に残ってる。あと弟もよかった。

ベニーを守ろうとする大人たちもいいんだよね。悪い人はいない。けどベニーの環境はなかなか改善されない…

ママへの愛は月までの距離くらい。アイスクリームよりもポテトフライよりも好きってママへの歌が泣ける。そしてポテトフライのTシャツかわいすぎ。

・やまびこ
・赤ちゃん
・犬
・恐竜のぬいぐるみ

今年のドイツ映画祭は『悪は存在せず』と今作と傑作が多い。どちらも早く公開してほしい。
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