このレビューはネタバレを含みます
「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ監督の劇場版アニメ。
舞台は日本だが、キャラ名やデザインはポップにデフォルメされている。
デイサービスで働く俳句マニアのチェリー少年。
スパチャみたいなのを姉妹でやってる出っ歯がコンプレックスの女の子スマイル。
チェリーは大きい音が苦手でいつもヘッドフォン。スマイルは出っ歯を気にしていつもマスク。そんな2人はスマホの取り違えによりボーイミーツガールする。
認知症のおじいさんフジヤマが探し続けるレコード盤を一緒に探すことになった2人は交流し、すれ違い、ハッピーエンド。
配色が素敵で、絵柄はとてもかわいいし、アニメーションは良く動く。キャラデザもよし。
俳句の良さは分からないけれど、日本語の美しさや語感の良さは伝わってきた。所々その映像とマッチしてアーティスティックだった。
特にイイネ押そうとしたタイミングてスマホがスリープになり、真っ暗な画面に自分の出っ歯が映るシーンが超クールだ。
このての夏×青春ものとしてはスケールは小さいが、あまり悪いところの無い良作。とても爽やかで、恋人と一緒に観に行くのに適した作品でしょう。
夏といえばネバヤンということでEDもいいね。