このレビューはネタバレを含みます
狂気病棟以外の歴代のチャイルド・プレイシリーズ鑑賞済み。何年も前に観たので感電と、彼女のティファニーもクセが強かった事しか覚えてないかもしれん笑 懐かしくなり、リメイクのチャッキーはAIになったときいて、心新たに視聴。ブードゥー教の呪いで人形に魂が取り憑くといった超常現象的なかつてのチャッキーではなく、人形工場でパワハラを受けてた従業員が、組み立て途中だったチップ内の動作制御プログラムを鬱憤によりヤケクソに改変し、制限を持たない自我を持ったチャッキーが、自分の親友であるアンディに近づこうとする疎ましい存在をAIを操って次々殺していくという近代的な内容。バディ人形、初代グッドガイ人形より怖くてこんな不気味なアレ○サ誰が買うねんと早速ツッコミを入れたくなる笑 バディ人形の工場が仙台駅ぽくて親近感湧いた。淡々と機械的に殺していくのかと思ったけど、ちゃんとアンディの動向やアンディに取り巻く人間を観察して、チャッキーなりに人の心の模様をじっくり学習していき、アンディに関わる人間に嫌がらせしたり殺意を抱く(というか、アンディを喜ばせたいだけ？)過程は、なんか健気ですらあってこのチャッキー、純粋に行き過ぎた友達思いの良い奴じゃんと思ってしまった。不倫クソ男を電飾でお洒落に仕立てて芝刈り機でジワジワ惨殺するのは粋です！でも、嫉妬沸点低くて害のないおばあちゃんまで殺すな泣 暗闇で走り回る小さい影は初代を彷彿とさせてテンションあがります。下品で憎たらしさが愛らしいチャッキーとは別物だけど、人間にいい様に振り回され続けた人形が、逆に人間たちを翻弄していく様が久しぶりに観たB級ホラーでもなかなか良かったと思う。アンディが友達とおもちゃ屋切り抜ける所がグーニーズぽくもありワクワクする。おもちゃ屋の店員、デニスの植野くんに似すぎ笑笑
