補足。

タイトル通り、同監督の2000年の映画「LIFE AS A FATAL SEXUALLY TRANSMITTED DISEASE」の補完的立ち位置の作品。

LIFE AS〜が死期が迫ったおじいちゃん目線の人生を描いたのに対し、こちらは志ある若者視点で描かれる。
そもそもLIFE AS〜が全く刺さらなかったので、こちらが刺さるわけないのだけれど、あまりに虚無だった。

とはいえ、これは手抜き感すごい。

• #輸入マグロ

※“The Supplement”の主人公入れ替え元 “Life as a Fatal Sexually Transmitted Disease” 2000 がFilmarksにないので、こちらへ置いとく。点数も元版のもの。（不当に低いと思うので、付けてまう）

末期癌の宣告を受けた老医師の最期の日々。
中世の寒村で、馬泥棒が信仰を得て回心する冒頭2分の劇中劇（↓vimeo動画）が凄まじく良い。が、あとはいつものザヌーシ展開で、題名はパスカル言及等に由来。主人公が翁である辺り、監督直の反映も色濃く感じる。
https://vimeo.com/467681719

あとけっこう、老医師が達観しながら現世欲もちょいちょい出すバイタリティの持ち主なのが利いてる。これも監督の（少なくとも内面の）反映では。


↑クシシュトフ・ザヌーシの2000年作原題“Zycie jako smiertelna choroba przenoszona droga plciowa”と同じ作品世界で、主人公を老医師から彼の所有宅に住まう若い男女へ入れ替えたのが2002年“Suplement” (“The Supplement”)。同じ素材も使われ、“Constans”の登山要素も入り込む。いずれ英字幕付をきちんと観たい。

ロッククライミング中に乱闘し始めるシーンが最高。医師と監督と制作会社を描いた作品であるが、良く分からないというのが正直なところ。何を主張しているのかも良く分からない。ずーっと喧嘩してばっかりでつまらん。ザヌーシと言えども擁護しづらい。

• #MUBI