ついに出ました!今年見た中で最高傑作です!
私がこの映画アプリでレビューを初めて半年程度かな?
そのレビューしてきた中では1位じゃないですかね。
もう完全にお勧めです。お金払ってレンタルしていいですよ。。これは。
ほんと素晴らしい作品です~!
私はこの作品を今年初めて2回視聴しました。2回見てもいいレベルです。
中国で大ヒット作品らしいのですが日本での宣伝が足りなかったんでしょうか?驚くほどのレビューの少なさですね。
gyaoで私は作品を見たのですがそっちでも驚くほど反応がない作品でした。
作品の内容としては5年ほど前に違法レース(作中の演出ではもろイニシャルDを意識したような公道レース)に出場したことでレース界を追放されてしまった元ラリーレース界チャンピオンだった主人公が再びレース界に復帰してチャンピオンを目指すというまあ、ありきたりな設定です。(ハリウッド映画でも同じような設定の作品があった気がします)
私もそんな感じの作品なんだろうなぁ~というあまり期待しないで見たのですが、脚本力の素晴らしさが本当に目立ちました。とにかく面白い。
レース復帰する終盤くらいまでレース復帰のための資金集め金策ストーリー。そのパートはずっとコメディです。
ライバルと出会った時にスラムダンクの曲「君が好きだと叫びたい」の曲が流れたり(日本語バージョン)。
監督がセイントセイヤが好きなんですかね主人公がペガサス流星拳をかましたりしています。(しかもライバルの相手は獅子座アイオリア役という演出。この対決をチョイスしてくるあたり監督はかなりの日本アニメ好きですね。)
とまあ笑えるシーンてんこ盛りです&スーパードラテクで感動。
まずは自動車免許も取消になっていたので、運転免許試験からスタートなんですけどまあそこでも元レーサーなので凄いテクを見せつける。ロケットスタートをかまそうとしていきなりエンジンブローさせちゃって失格。
2度目はスーパードラテクを教習所内で見せつけ1回で合格。スーパードラテクドリフト縦列駐車は鳥肌もの。かっこいい!
そこから金策スタートになるのですが、まあお金が集まりません。
昔は仲が良かったいろんなお偉いさんのとこを回っても、ほとんど無視。
落ちぶれるとほんと周りの態度って変わるんですね・・・
昔所属していたレーシングチームの部長さんだけが優しくしてくれるのですがそれでも精一杯の協力は、現役時代の主人公が使っていた車のフレームをただで譲ってくれると言うものだったのですが・・・実際は手引きをするから盗み出せ・・・という指示。
指定された時刻に盗みに入る主人公たちなのですが、、、他のスタッフに発見されて逮捕されそうになる。
でもそのスタッフの中に現役時代の主人公のメカニックマンがいてそのメンバーのおかげでなんとか無事に車のフレームだけはゲット&メカニックマンが合流でメカニックマンゲット。
それでも資金が足りない主人公は資金援助を求める番組(日本で言うとマネーの虎?)にテレビ出演したりお金を出してくれそうな大金持ちの接待に奔走します。その接待でダンスと歌を見せてみろ!と言われるのですがダンスはできないんですよぉ~と言いつつも見事なポールダンスを見せつけてくれて本当に笑いました。
なんとか資金集めに成功した主人公ですがそこからもトラブルが続出。
せっかく作ったレーシングカーなんですがレース会場に向かう輸送でトラブルが発生。(トラックの派手な横転事故。このシーンもめちゃくちゃ派手です)
レーシングカーは見事な廃車状態でレース会場に運ばれてきます・・・
こりゃもうレースは辞退ですな・・・と辞退をレースの運営スタッフから勧告される主人公ですが、そこで大金持ちのライバルが助けの手を差し伸べる・・・
大金持ちのライバルは最高のスタッフと設備を持ってる設定なのですが、ライバル曰く「今の技術は昔とは比べ物にならない」とのことでたった一晩で廃車同然のスクラップレーシングカーを新車同然に復活させてしまいます。(撮影では新車買い替えたんでしょうけど。私は車のメカニックの仕事はしたことはないですけどクラシックカーディーラーとか車の修理番組が一時流行っていた時によく見ていたのですが事故車のフレームはもう歪んでしまっているので修理は困難という話がありました。最先端の技術があれば何とかなるのでしょうか?)
なんとか車が修理できレースに出場できるようになった主人公ですが、輸送事故で怪我をしてしまったためにナビ(ラリーレース独特のポジションの人で助手席に座ってレースコースの戦略などを教えてくれる存在。カーブをひとつひとつ覚えてそのカーブはどう攻略するかを教えてくれたりコース上に石など落下物が落ちているとかチェックしてくれる。)不在の状態&資金面から車自体がなんとかレースに出れるレベルの戦闘力が低い車。
という圧倒的不利な状態で戦うことになる。
それでも主人公は持ち前のセンスとドラビングテクニックで戦う!果たして主人公はレースで勝ちチャンピオンになることができるのか?というストーリーです。
この主人公が出場するレースもまあ殺人レースですね~。
バインブルグレースという架空のレースっぽいですね。調べたけど出てきません。
レースコースは物凄く切り立った山に車一台走れるだけの砂利道がぐねぐね蛇行して走っている(いろは坂みたいなのを想像してください)。それが100キロも続いている設定。
ガードレールはありません。ちょっとでもコースを外れるとそこは断崖絶壁です。車ごと崖を転がり落ちる死のコース。
そんなコースをアクセル全開でぶっ飛ばす!全開ドリフトで曲がっていく!ほんとやばいレースです。
他のドライバーがどんどん崖から車ごと落ちていきます。(死んでいるんじゃないかなあ。撮影では車だけ転がり落しているんでしょうけど)
このレースシーンも圧倒的な迫力でした。日本の湾岸ミッドナイトの実写版とかを見てましたけど、もう迫力は違いすぎます。
というか実際のレースじゃないってことはあのレースコースをこの映画のために作ったんでしょうか?凄すぎます・・・
ラストの締め方も本当に凄い。鳥肌が立ちました。ネタバレになるから詳しくは書けないのですがラストシーンで主人公がレース中にものすごい崖から車でダイブしちゃうシーンがあります。
リアルなら確実に死ぬような状況なんですけど、エンドロールでは後日子ども約束していたドライバーをやっているという子供の友達のパパとの対決をしています。
(子供の台詞ではそのパパもドライバーをしているという話だったが実際は戦闘機のパイロット。)
つまり飛行場で戦闘機とレーシングカーの対決を繰り広げます。
レーシングカーもさすがに戦闘機にはかなわない。戦闘機がびゅーん!と飛んで追い抜いて行くんですが、なんと主人公のレーシングカーは変形して飛行機に早変わり!戦闘機を追い抜く。というシーンが挟まれます。ですがそのラストは子供が書いたクレヨンで描かれる・・・
つまりこれは子供の想像でやっぱり主人公は死んじゃったのか・・・それとも主人公は負けてしまったけど一応生きてはいるのかな・・・?とどっちともとれるラストです。
この視聴者がどっちのラストなのか考えろ。的なラストはいいですね~。
時々こういう作品に出会いますけど。
レーシングものでは個人的に1・2を争う出来ですね!ぜひともレーシングものが好きな人には絶対見て欲しい作品です!(絶対見て欲しい作品という表現はこのアプリでレビューを始めてから初めて使います)