EUフィルムデーズにて。
オリンピック出場を目指す陸上選手のアンナが、親の事情、国・政治の事情に翻弄されてしまう話。
80年代、ロス五輪の頃のチェコスロバキア。
父は亡命、母は監視される状況、国のためにドーピングを強要されたりと黒い世界を見せつけられる。
親も親で、ドーピングしようが国の期待に応えればいいみたいな考えに傾きつつあるし。
一体本人の意思はどこへ。純粋に走りたいという気持ちはないがしろに?
華やかなスポーツイベントの闇と、政治の過剰干渉、なんだかある意味タイムリーかもしれない。
ラストは一瞬「よし!」となるけども、今も似たようなことはあるんだろうし、政治に利用されるアスリートはどんな気持ちなんだろうと思うよ…