このレビューはネタバレを含みます
ビジュアルとキャストで見てみたらギャンギャンに怖いサイコスリラー的映画だったんだけど、なんだか脳も肉体も全て抉られるようなヤバい映画だった めちゃくちゃ面白かった
どこまでも芯が通った映画というわけではなくて、伝えたいもののためにやりすぎたようなビジュアルもあるし、終わりのまとめ方が勢い良すぎたかな、間ちょっと見たいな、って思ったけど…なんかもうスピード感が凄かった…めちゃくちゃ面白い…
現実と幻想が混じるのがどんどんと酷くなってきて主人公みたいに狂っちゃいそうだった……
アーニャテイラージョイ、唯一無二の存在感 可愛すぎる 歌うますぎる
画面に出てくるだけで物語が溢れてくるような彼女、もっともっと見てみたい…
トーマシンマッケンジー、無垢な美しさと可憐さとが弾けてた と思ってたら彼女の魂の炎みたいなものが炸裂しててパワーを感じました…最初彼女を通して60年代ロンドンとサンディを知っていくのだけれど、彼女がサンディに干渉しようとしていくのもまた愛しく思っていたまさかの展開
サンディを守ろうとしたら、彼女自身はシリアルキラーになることですでに身と心も守っていたんだな
最後男共が殺された恨みを持って「彼女を殺せ」と迫るところで、私はサンディを想うとやっぱり男たちが憎かった 殺せやしない むしろ死んで当然なのは男たち
自分達は金と身体を振り回していい思いをして、そこに傷つき疲れた女の子たちはどれだけいたんだろう
夢を抱いていた自分を、現実に生きるために殺す辛さがどれだけ痛いだろうか その痛みを抱えて生きてきたサンディの最期はとても「らしかった」火の中でも老いてもなおどこか凛として美しく見えたのは私だけかな
警官のリンジーを間接的に殺してしまったみたいなところの気持ちはどうすればいいのかな、そこちょっとおもた過ぎるかも…
マット・スミスのハンサムだけど油断ならない危険な男感好きすぎ 決して私のタイプじゃないのにあんなふうに覗くように見られたらメロメロだよな めちゃくちゃムカつくけど
あと鏡の中と話の中に聞くママがあまりにも道具過ぎたな そしてエリーの視える力ももう少し説明がほしかった…ような気もする ママとのつながりそう言う精神の繊細さだけじゃないところも知りたかったな
最期にサンディが鏡を通してキスを送ってくれるところ、キュンとしちゃった♡
どれだけあの男たちが嫌いでも、私なら殺しはしない…とは思うがやはりスッキリはしてしまうね
また見たい 疲れてる時に見たら消費が激しそうだけど