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ラストナイト・イン・ソーホーのezuのレビュー・感想・評価

3.9
ベイビー・ドライバーを経てさらに洗練されたエドガー・ライトの映像と音楽の抜群のセンスは本当に最高だった。
トーマシンの1人ミュージカルは本当にかわいくて、アニャ・テイラー=ジョイの華々しい1人舞台は見事だった。
ただ、この映画が扱う題材が性犯罪であることを考えると公式が前夜祭として『ベイビー・ドライバー』の同時再生会をするのは配慮が足りないと思うし、伏せずにアナウンスするべきだと思うくらいその描写はしんどかった。

公開に合わせてロンドンまで観に行こう!と制作発表時から意気込んでいながら2年近く待たされた分期待はとても大きかっただけに自分にあまり合わない作品だったのが少々つらい。
もしかしたら同時期に公開されてたかもしれないプロミシング・ヤング・ウーマンもそうだけど、彼女らのあの結末は本当に救いといえるのか。
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