MIQADDAMS

ラストナイト・イン・ソーホーのMIQADDAMSのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

田舎から憧れのロンドンに出てきた純真無垢な美少女が、日を追うごとに闇に飲み込まれていく...てだけでもう面白い。
現実(現代)と異世界(過去)を行き来する様を、ファンタジー色強めで華やかにかつダークに演出してて見応えがすごかった。
鏡や光の使い方、音楽もファッションも役者さんも、全てが良い。。

(多分泣くシーンではないんだけど、個人的にグッときたシーンが2つ。
一人暮らしを始めた初日、布団をバサッと被った瞬間に60年代のロンドンにタイムスリップするっていう演出と、目の前に現れた当時の劇場に入っていく主人公エロイーズのキラキラした表情になんか泣きそうになった笑。
あと、サンディの最後の言葉が、「自分を救え。自分の彼氏を救え。」っていうのが泣けた、、。男性に恨みがあるシリアルキラーは大抵男なら誰でも殺せ!みたいな設定が多いけど、サンディはそうじゃないのが良すぎた、、。)

一応ハッピーエンド(?)で綺麗にまとまったのが自分の好み的には少し残念。ラスト暗いか怖いかのどちらかが良かったなと少し思ってしまった。