ジョン

ラストナイト・イン・ソーホーのジョンのレビュー・感想・評価

3.9
ど、どうなんやろこれ。そこそこ面白かったし、良いか悪いかで言ったら良かったけど、ちょっとモヤモヤも残るぞ。

まず仕掛けがちょいちょい陳腐に感じた。オマージュ的な要素もあるからそこのベタさには目を瞑るべきかもしれないけど、自分がこの映画に求めていた感じじゃなかったな。とあるミスリードもあまりに粗雑すぎて、主人公の「エッ!?」にこちらも「エッ!?分かるやろ」みたいになった。
あとオチもイマイチかな。メッセージ性が少しぼやけている印象を受けるし、主人公の見ていたものって何やったの?みたいに感じてしまった。

ここからは良かったところ。画は好き。赤と青のネオンライト。60sの華やかなショー。色味とかデザインとか諸々良かった。
それから、主演二人の好演。アニャが良かったのは勿論のこと、トーマシン・マッケンジーもめっちゃ良くて、かなりの熱演。あまりに一生懸命やから、お父さんみたいな気持ちで観てしまった。
ジョン

ジョン