エドガー・ライトらしさがホラー描写にビュンビュン出ていてショーン・オブ・ザ・デッドでも炸裂していたどこかファニーさもありつつ非常にリアリティのある描写が良かった。ぐわっと大量に襲いかかってくるシーンは非常に怖かった。
アニャテイラージョイのサンディはもちろんきれいだし、トーマシンマッケンジーのエロイーズも素晴らしい。二人の美しき女優さんの存在が大きかった。ここを重ねて見せるセンスも流石だなぁと思ったり。
夢と現実の間がややわからなくなってきて、エロイーズとサンディの関係性も狂い始めて以降の終盤はかなり裏切られたし面白かった。
血とナイフの描写がとてもリアルだったしある種の残虐さをもった切りつけには怖さがあった。
60sの音楽で全体を軽快に包み込みつつ、ストーリーのたたみ方も良かった。ライティングも赤が映えるようになっててグッドだった。
前半のかなりの引き伸ばし感と長さ、退屈さに比べたときの後半の畳み掛けてくる感じとかもなかなか勢いがあって理解できた。後半の色味はかなり好きな部類だ。
キャスト ★3.9/5.0
ストーリー ★3.8/5.0
演出 ★3.6/5.0
映像 ★3.9/5.0
音楽 ★3.7/5.0
プロット ★3.7/5.0
ヴァイブス ★3.9/5.0
全体 ★3.8/5.0