ロビン

ナイル殺人事件のロビンのレビュー・感想・評価

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)
3.8
「人は愛のためになんでもする」

前作「オリエント急行殺人事件」を観た流れで鑑賞。
本作の原作も有名だけれど、読んだこともなく「ナイル殺人事件」の過去作品も観たことないので、これまた完全お初状態で本作を楽しめた。
本作は殺人犯人が誰なのか分かった上で、もう一度違う角度から観直したくなる。
配信されたら観たいと思う。

冒頭からの映像がモノクロでミステリー映画とはかけ離れた戦争シーンだったので、スクリーン番号を間違えたかと思うぐらい焦ってしまった。。
実際過去に間違えてたことが何度かあるので~笑
しかしながら、ポアロが何故あの口髭を生やすようになったのか、そしてその口髭のアドバイスは誰がしたのかを知ることができるなかなか重要なシーンだったのかなと。

前作と違ってなかなか殺人事件起こらないなと思ったけど、1つの殺人事件が起きてからは一気に話が進んでいく。
本作ではポアロの人間らしさも感じられるシーンもありガッツリと作品の世界に浸れた。
個人的には、これでもかってぐらいに彩度の高い“おもいっきりCGです”的な映像が、富豪のハネムーンのゴージャスさと現実離れしたエジプトの世界観を引き立てて良かったかなと。

リネットの「財産が多いと真の友達はいない、誰も信用できなくなる」的なセリフがあったけど本当にそうなんだろうなと。
近寄ってくる人みんな金目当てだと思っちゃうもんね。
なので財産は10億円ぐらいがいいのかな〜笑

そして今作はある意味ガル様目当てというのもあったけれど、途中からエマ・マッキーに目を奪われてしまった!
途中まで「この女のストーカーっぷりやっべーぞ!」って思っちゃてたけれど〜笑
彼女のワイルドさに愛に溺れる繊細さが加わり艶っぽくて良かった。
あとちょっとマーゴット・ロビーに似てるかなと。



【ネタバレ】
  ↓








あの二人が犯人だったんだと思うと、また観直したくなる。
リネットがブチ切れて「ジャッキーを船から下ろせ!」って怒り心頭なのに、サイモンがジャッキーを船から下ろそうとしなかったのは何か変だなと思ったけれど、そういうことだったのね。
あの時、リネットが強引にジャッキーを下船させてたら計画台無しだったのよね〜笑

それとブークの母親がロザリーがどんな人物かポアロに調べさせてたんだけれど、ポアロが「息子に相応しいのは彼女以外いない!」と言ったのにそれでも彼女として認めないとこかなり笑う。
だったら最初から調べさせんなよって、ツッコミたくなる。
ロビン

ロビン