ロビン

クロムスカルのロビンのレビュー・感想・評価

クロムスカル(2009年製作の映画)
3.0
ホントかどうか知らないが残酷さ故に日本未公開となった伝説の作品らしいということでそこそこ期待して鑑賞。
殺人鬼のクロムスカルが全く喋らないってとこと、殺人動機も何者なのかも全く分からないで終わるとこは『テリファー』的な感じがあるけど、面白さでは全くもって足元にも及ばない。
確かにグロいシーンはあるけど『テリファー』のあのゾクゾクするようなイカれた無機質なゴア描写のようにはいかないしテンポもちょっと悪い。

それと主人公の“プリンセス”と呼ばれてた女にはほとんど同情できる点もなく、ただただ最後までイライラさせられる。
そしてそんな女を守るため何も悪くない、人のいい連中が巻き込まれて続々と死んでいくのがやるせない気持ちになる。
とっととお前が「死ねや!」と思いながら観ることになる。
特にタッカーとスティーブンは良い奴過ぎる。


【ネタバレ】
  ↓




ラストにあの女の正体が前科もあるクソな売春婦と知りながら命懸けで助けて死んでいった二人があまりにも切ない。。
そしてスティーブンの置き土産が決定打になってクロムスカルの顔面が溶解して死ぬとこは好き。
ちなみにスティーブンの殺され方が一番可哀想。

 
ロビン

ロビン