にっきい

最強殺し屋伝説国岡 完全版のにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
男の日常に興味は無いって。

今凄く勢いのあるマイナー監督、阪元裕吾監督作。
今年だけで公開されたの5本目です。

京都最強の殺し屋のドキュメントって話し。
ドキュメントと言っても勿論役者がやってるわけで、所謂フェイクドキュメントであって、事実に基づいてるわけでもない普通に創作。
京都最強と噂のフリーの殺し屋国岡さん。
日常的に依頼を受け殺人を行なっている。
そんな彼を『ベイビーわるきゅーれ』の参考にする為、阪元裕吾監督が密着取材を行うことになった。
相手の素性も殺される理由も知らず淡々と殺していく国岡さん。
ある日忙しすぎて依頼を他人に任せた事でとんでもない事になってしまう…、って話し。
この前『恋するけだもの』の舞台挨拶で白石晃士監督が、「作品として『最強殺し屋伝説国岡』を評価はしていないけど、上のしおりさんは良かったので、TwitterのDMでやり取りして出演してもらった」と言ってられました。
でも今作で上のしおりさんってそんなに目立ってなかった気がする。
やっぱりフェイクドキュメントは気になるんでしょうか。
白石晃士監督の話しはさておき、阪元監督って『ある用務員』絡みで何作撮る気なんでしょうねw
今で『ベイビーわるきゅーれ』と今作だし、此れからも国岡さん使って阪元ユニバース?
白石監督の江野祥平みたいな感じになるのか?
ちがーう!白石監督の話しはおいといてw
ドキュメント風にする為にわざと編集を雑にしてるんでしょうが、会話の途中で場面変わったりは流石に雑すぎ。
ドキュメントなんだから会話の一部を切り取っちゃうと、間違ったメッセージになりかねないですよね。
しかも後半は殴り合いのシーンにBGMまで付けてたし、ドキュメントぽくないやろ?w
その点白石監督の『コワすぎ!』は…。
後映画的に盛り上げる為なんでしょうが野良の殺し屋との最強対決長すぎ。
流石に途中で飽きました。
でもまあ低予算で雑な部分もあるけど、普通に面白い映画でした。

此れ観たアップリンク京都は、アップリンクブランドの関西初進出のミニシアターで、コロナの1度目の緊急事態宣言が解除された2020年6月にオープンしたばかりなんです。
多分内装はagnès b.とコラボしてるのか、柱にロゴが入ったオシャレなロビー。
コンセッションの飲み物も伊良コーラとか辛口ジンジャエールとか、関西には出店してないような店のものが殆ど。
壁には古い映画のポスターが貼られていたり、ロビーの奥に上映中の作品のメイキング等の関連映像を流すスクリーンが有ったり、スタッフさんの服装(多分私服)も含め、意識高い系の人が好きそうな感じ。
スクリーンは全部で4ッあり、各スクリーンでシートの色まで変えてある凝ったつくり。
デートには良いけど家族で楽しむような場所では無いかも。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2021年10月24日
鑑賞回:18:20〜19:59
劇場名:UPLINK京都
座席情報:スクリーン1 H-3
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:93分
備考:UPLINK京都会員(1300円)
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