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ミッドサマーのPAOのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.8
あれこれ考察できる映画だと思うし、初見だけでは気付かない伏線や比喩的な描写もまだあるだろうし、そういう意味ではもう一度観たいけど、なんか本当に色々と気持ちが悪すぎて二度と観たくないから謎は謎のまま放置すると決めた。笑
間違ってもカップルで観ちゃいかん。
デートで内容もわからなず映画を観はじめる人たまにいますけど仮にもそれがこれだったらと考えただけでおぞましい。
本作が「明るいホラー」と言われる所以は、物語の内容に反して映像の演出がメルヘン的な点にある。
メルヘンなのにグロくて虫唾が走る。なんかその気持ち悪さが怖さを倍増させる。
少数民族、宗教への風刺。
その全てを否定するわけじゃないけど宗教と洗脳は切り離す事はできない一対の存在ではあるよね。
「生まれた時から民族です」とか「宗教2世です」って状態の場合は英才教育によって幼少期からインストールされちゃっているけど
元々無信仰だった人が宗教に信仰してハマっていく時って、弱った状態の時に自分を肯定してくれる言葉をかけられて特別扱いされたり優しくしてくれる唯一の存在みたいなものが宗教だったりするところから徐々に歩み寄ってくるんだって事で。
んで次第に恐怖体験や精神(または肉体)的に窮地に立たして友人関係を断たせた状態で、優しい手を差し伸べるんだって事で。
まさに、まさに、と本作を観ていた。
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