このレビューはネタバレを含みます
期待？通りだったのか
予想通りだったのか
ウィッカーマンの予習で準備運動できていたので…
意外性はなかった。
ストーリー的に。
結末もなるべくしてなった。
個人的にゾッとしたのは
まあもちろん各々の悲惨な死に様もそうではあるんですが
それよりも
感情が決壊し泣き崩れたとき
まわりの彼女らが一緒に泣き出した時でした。
人は多分感情が高ぶった時
同調を求めると思います。
黙って話を聞いてくれるだけでいい。とか
そばにいてくれるだけでホッとするとか
このシーンは弱った彼女に寄り添っているようで、実はあなたの味方は私たちだけなのと誘導しているように思えて
それは事実かもしれないけど
でも彼らを裏切るような事をしたら
手のひらを返されるじゃないですか
確実に
そしたら自分の彼氏と同じような運命が待っているわけです。
彼らが大切なのは人ではなくて団体、組織、コミュニティですよね。
家族は人を大切にするけど。
彼らは家族なような親愛を示しはするけど家族じゃない。
そもそも
正直獲物になりそうな若者を選んで連れてくる仕込み役の彼の行動を考えると
組織＞人だよなあ
人が組織に尽くす。
調達係にはそういう人間を選んでいるのかなあとか。
もう1人の調達係は生贄に自ら志願してるけどそれって
良心の呵責と捉えられなくもないと思うのですが。
想像ですけど。
とはいえ主人公ダニーは絶望の淵にいて
でも彼女の求めるやさしさを4年も付き合って誕生日も覚えていないボーイフレンドは与えてくれなかった。
そして無条件で愛してくれていた家族はもういない。
そう考えるとあの結末もなあ
とは思うけど
ダニーに必要なファンタジーだったのかなあと思うと悲しい…
以下パンフに書いてあった恐ろしい話。
肋骨と肺を取り出されて翼のようにみたてて吊るされてるのはヴァイキングで実際にあった処刑方法らしい
映画では色鮮やかな花が人体にささっていたのでより異様さが増してましたが…
崖から飛び降りて命を断つとか
風習として実際あったようです。
日本的にいえば姥捨山みたいな？？
口減らし的な意味ではないっぽい？から違うのかな。
でも類似性のある非情な話は世界各国で見受けられるからそーゆーのには惹かれる…
物語的な意味で、ですが。
あのリアル熊の着ぐるみ
縫いつけてるそうですよ…
大切な御神木に立ちションしちゃったマークくん
顔の皮と腰の皮を剥がれていて
その皮を被った人にジョシュくんは撲殺されたらしい。
そこまでは映像見ただけじゃわかんないよ！
このあたりの陰惨さに興味津々な自分どうなの…
とにかく物語を彩る細かい創意工夫が凄く活きている作品だと思います。
観たことないけど
グリーンインフェルノってこんな感じなんだろうな
と思ったり。
最後に
お気に入りの俳優さんジャックレイナーにウィルポールターくん出てたけど
2人とも恐ろしい有様で…
ジャックレイナーくん頑張ったよ！！！
大変な役だったね…
フローレンスも…
