てんてん

ミッドサマーのてんてんのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

明るい中で起こる狂気の祭典。
閉鎖的なコロニーでは外部の常識なんて通用しない。
いつだって少数は非力なもの。自分が少数派から多数派に変わるとき、それまでのものさしは何処かへ行ってしまうのだろうか。
共感されることへの喜び、属することへの安心感、それは疑問を持つことを放棄した姿に思えた。
自分の信念を持つことは、疑うことを恐れないこと。強さとは、自分を信じること。

こんな感想を抱きましたが、何周か周って笑えるところもしばしば。
クリスチャンが薬盛られて子種提供するシーン、村の慣習が独特過ぎて笑いなしには見られない。
あの環境だもんね、薬盛られでもしなきゃできないよね。
彼女を大切にしていたらまた結末は変わっていたのだろうか。

狂気に触れたくなったらこの作品。
生暖かく、じんわり気持ち悪い気持ちになること請け合い。
てんてん

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