台湾に残る古き良き日本。
それは日本人が感じるそれではなく、中国の脅威に脅かされる台湾人のその前の時代へのノスタルジーからてあり、蒋介石が青春時代に日本で過ごした思い出が無意識に台湾国民に遺伝子と錯覚されたという不可思議もあるのではないか。
本作に映る台湾の過去と現在は、そんな古き良き日本のパラレルワールドのようであり、古き良き中国のそれのようでもある。
国境を跨いだ登場人物が物語に広がりと閉塞感をもたらし、幸福に飛躍や奇跡は無いと諭される。
より良き人生のための答えもヒントも、あざとく簡単には提示しない。
幸福になるために、悩んで努力して少しでも近づこうとして、死ぬ間際に"そこそこ頑張れたな"と思えたら本望。
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今日の一曲
Happy Mondays - Step On
https://m.youtube.com/watch?v=mFBQ0PH5rM4
