カレナメコ

ミッション:8ミニッツのカレナメコのレビュー・感想・評価

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)
4.8
何度か観てるのに登録漏れ。2012年頃一回目の鑑賞

目を覚ますと、電車の中で見知らぬ女から親し気に話しかけられる。
窓ガラスに映る自分の顔は別人。
で、大爆発が起こり乗客全員死亡。
次に目覚めると、軍の刑務所。
彼が体験したのは、列車爆発事件発生直前8分前の犠牲者の意識の世界だった。

これは素晴らしかった。
脚本書いた人きっと天才。
デビッド・ボウイの息子も天才なんだね。
『月に囚われた男』も良かったもんね。

そしてギレンホールとヴェラ・ファーミガは最高だった。
この2人だったからこそ、この作品世界にここまで引き込まれるのかもしれない。
てかギレンホールは映画界・演劇界の宝だね。

とんでもなく切ないし残酷なんだけど、そんな感傷を味わう暇が無いほど展開が早く、主人公は死ぬほど急き立てられて慌ただしい。
ラストも意外で、納得できるベストのオチ。
個人的には傑作の一本でした。
カレナメコ

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