海老川

ミッション:8ミニッツの海老川のレビュー・感想・評価

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)
3.8
これが、「きっと、うまくいく」ですか。

あらすじがもうこの世にごまんとある設定にしか感じられず、加えてタイトルとパッケージから滲み出るチープすぎるつまらなさ。
なんでこんな高評価なのか理解できず、ずっと敬遠してたんだけど。
素晴らしかったです。

と言っても終盤まではまあ及第点かなあレベルだった。これまで無機質にしか感じられなかったグッドウィンに人間くささが出てきた途端に一変する。
親父に固執してた理由も後になってめちゃめちゃ効いてくる。
クソベタだと思ってた設定も、時間を追うごとに新たな背景・ステージが明らかになって展開を読めなくさせる。
主人公のクリスティーナへの特別な感情の芽生えがいまいちハマらなかったけどまあ状況が状況か。それを否定しちゃうと大好きなコメディアンのくだりも否定しなきゃいけなくなりそうだから微妙なところ。
勧められなかったら一生見てなかった映画。とてもよいです。
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