トムトム

牙狼 GARO 月虹ノ旅人のトムトムのレビュー・感想・評価

牙狼 GARO 月虹ノ旅人(2019年製作の映画)
4.5
最高中の最高だ。

シリーズファン以外お断りの究極のファンムービー。
「牙狼 GAROエンドゲーム」です。

TV版が6シリーズ8シーズン。
OV2本、劇場版が7作、アニメが3シリーズ、アニメ劇場版が2作とMCUもビックリの長大な作品なので感慨深いです。

正直、冴島鋼牙 雷牙に興味がない方には40点くらいの映画だと思います。
シリーズファンの自分にとっても前半60点、中盤30点くらいでしたし。

ただ鋼牙の声が聞こえて以降、終盤の展開は5000億点です。
キャップの「アベンジャーズ アッセンブル」よりも盛り上がりました。

牙狼ファンはマストで劇場に行くべきだと思います。


以下ネタバレです。












デザインなどは良いのですが時々ある牙狼の和風ファンタジー路線はイマイチ乗れません。

しかし終盤 謎の魔戒騎士 白孔が歴代牙狼の英霊を祀る英霊の塔の上空に城を浮上させてからの展開は神です。

松田悟志演じる白孔の前に並び立つ鋼牙、雷牙親子の姿に1燃え。

松田悟志の中からバラゴ (京本政樹様)が現界するシーンで2燃え。

バラゴと多数のホラーに追い詰められる鋼牙、雷牙を助けに来た男が振り返ると………まさかの冴島大河のシーンで3燃え以降のテンションの上がりっぷりはとんでもない事になります。

同じ構えを取る冴島三代に燃え、3対1でも互角に渡り合う京 様に燃え、魔戒騎士 キバになった上で英霊の塔に封印されていた牙狼を超える史上最強の鎧 王牙を纏うシーンで燃えました。

鎧の無いまま王牙に立ち向かう雷牙達の為に走るマユリの背をそっと押すカオルの登場シーンからは感動と燃えが合わさってよくわからないテンションになりましよ。

ここまででもファンにとっては物凄いのに、真骨頂はここからです。
一体しかない牙狼の鎧をパーツ毎に装着しコンビネーションで闘う大河、鋼牙、雷牙のアクションの発想は素晴らしいと思います。

そこからの大河、鋼牙、雷牙が順番に牙狼に変身していくシーンは最高でした。
大河がステゴロパワータイプなのも良いです。

もう本当にこのラストバトルは近年の特撮モノの中でも突出して素晴らしいと思います。

欲を言えばオールキャストで出演して欲しかったですが過去映像だけでも泣けました。

なんか甘酸っぱい恋愛模様だったのに雷牙もヤル事はヤッているのだなと思ったり、哀川翔のパワーは凄すぎるだろうとか、キャバ嬢になったり松田悟志になったりバラゴさんは冴島家好きすぎだろうとか思いました。
トムトム

トムトム