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82年生まれ、キム・ジヨンのakinaのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.8
83年早生まれ、の私。
境遇こそ全く違うけれど、この当たり前ではないのに"当たり前"みたいになってることへの違和感や生きづらさを感じる感覚、とても分かる。

そして、変なところで号泣した。
私は心療内科に通っていることを、心配をかけすぎないで良い何人かの友人にしか言えなかった。彼女のジヨンの家族たちがあんなに悲しみ、彼女を支えようとしてくれてるのをみて、泣いた。私は自分で気付いて勇気を出して専門家に頼るしかなかった、と。
変なところで自分に置き換えてしまった。

でも、夫や家族の寄り添い方がとても良かったし、彼女がちゃんと向き合ったことも良かったし、こういう作品をしっかり作る意味、とても大切だと思う。
多分性別に関係なく、誰にでも起こりえること。
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