すごく温めていた作品
いろんなふうに胸にグッときて泣いた
外に出れば何気なく聞こえてくる心ない言葉
「俺も旦那の金でのんびり暮らしたい」
「男に産まれてればよかったのに」
「コーヒーは家で飲め」
どんな親であれ母親から産まれた人間が言っていい言葉ではない
結婚や出産した後家事育児に専念する人もいるし外に出て働きたい人もいる
そこには稼ぐだけではなく社会活動だったり自己肯定感を求める人もいる
キムジヨンは決して荒んだ環境にいるわけではないし一見明るい女性だが自分のトラウマや劣等感を少しづつチクチクと攻撃されていくところがとても胸が苦しかった
美化する訳ではなく、俯瞰の声が出てしまったことがジヨンにとって周りが気付けるようなSOSが出せたと捉えてもいいのかも
なにも気付かれないままひとりで塞ぎ込んで最悪の事態にならなくて本当によかった
母や父である時点でリスペクト
自分と向き合うことも大事
何かがしんどい時しんどいと言っていい
人生で何回も観て失いそうなものを取り戻すために栄養をくれそうな映画