あさ

82年生まれ、キム・ジヨンのあさのネタバレレビュー・内容・結末

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作とは進み方も印象も全然違かった。予告の時点でイメージ明る…キム・ジヨンがキラキラ…と思ってはいたけれど。

本で読んでいた時に感じた世代間の移ろいと引きずられる生きづらさとかが、あんまり伝わりにくかった気がする。
原作のわだかまりの残る終わり方も好きだったけど、うーん。なんかスッキリしてた感じすらある。話の内容は重く受け止めるんだけど、映画としては思った以上に重くなかったというか。

この映画はこの映画として評価したい部分もたくさんある。反面ヒット作を基に撮ったものとしてはやや物足りない印象もある。どうしても比べてしまう部分はある。ヒット作だからこそ映画には映画ならではの描き方をしたかったのかもしれないけれど。

ただ、キム・ドヨン監督自身が40代で映画学校に行ったというエピソードも鑑みると、女性のエンパワーメントになるような描き方をしたかったのかな、とも思う。あくまで個人の感じ方ですが。
あさ

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