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TENET テネットのBrahmstのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.7
1回目感想(2回目以降はコメントに)

8:20〜の初回で見てきた!!

端的にこの映画を表すならば、
『「映画」と言う概念の体現』
といえると思う。

明らかに観る前と直後とで脳が認識する現実感が異なる。現実だと信じ込んだ夢を見た後に覚醒したときの感覚に似た何かが脳内に残り続ける。さながら自分の夢が他人にお膳立てされる『インセプション』の世界に自分が入り込んだ感覚なのかもしれない。しかし夢ではないのだと脳が声をかけてくる。

おそらく今までのノーランの中でトップクラスに難解だが、ちゃんと身構えて行けば理解は捗る。ネタバレを見てから行く必要はないかと...

何よりもこのストーリーを作り上げて大衆に伝えられる力に恐怖と尊敬を感じた。

映画を嗜む上で、観るべき作品だと感じた。パンフレットを読み込んでから、あと2回は行くつもりだ。理解できなかった点を補完するたびにスコアは上がっていくだろう。ひとまずは4.5で...

-補足-
エンドロールのspecial thanksの一番上にはインターステラーでおなじみのキップ・ソーン氏がいた!!
より正確な科学を追求しながらこの作品を作る姿勢に脱帽である。
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