2回目は公開初日にgcsのIMAXで。
ただ、個人的にはDolby Atmosの方が色彩と音にメリハリがあり、本作の根幹にある核爆発(Fission)の恐ろしさをより鮮明に捉えられると感じた。
大学同期の理系修士号を修めている友人と観て上映後に議論したので、人道的観点に加えて科学的観点でも映画を捉え直すことができ、とても学びが多くて良かった。
以下、初回に観た時の感想
まだ言語化できないが、人生を変える映画とはこういうものであろう。
先行上映をDolby Atmosにて。邦訳版の原著を先週購入し、読んでから鑑賞した。
一言で述べると、非常に辛い。上映時間3時間自体はあっという間に過ぎるが、目の前の一つ一つのシーンは重みを持って眼前を去ることがなく、延々に続くような感覚に陥る。そんな映画だった。
今後、原著を読み返し、『映像の世紀』等も見返して、追記できればと思う。
気を紛らわせるために(それはあるべき姿ではないかもしれないけど)一つだけ些細な疑問を。クラシック音楽を嗜む身としては、「Picasso, Stravinsky, Freud, Marx」との台詞でストラヴィンスキーだけが字幕化されなかったのが不思議に感じた。ストラヴィンスキーを聴くシーンも、ボーアからの音楽に関する台詞もあったのに...