池袋フルサイズIMAXにて。
ノーランの映画が公開される時はお祭りですね。
ノーランの映画は体験するもの。
IMAXでバカでかい映像と音を体験して欲しい。
全部は理解しきれないけど、それでも映像の凄さで圧倒されるし、唯一無二の大胆な映画作家ですね。
「TENET」はノーランのベスト版みたいに感じましたね。
「インセプション」+「インターステラー」を「ダンケルク」のドライさで語ったようなバランス。
今回は無駄な序盤の世界のルール説明を思い切って省いているのがかなり良かった。
常に考えないといけないけど、それだけにガッツリ引き込まれる。
話は複雑だけど、「何回か見たらわかりそう」なバランスが抜群にいいですね。
話の複雑さが映像の「何これ…見たことねぇ…」に直結してるのも良い。
音楽がいつものハンスジマーからルドウィグゴランソンに交代。
しかしこのルドウィグゴランソンがめちゃくちゃ良い!音がバキバキでIMAXの大音量で聴くとそれだけで飛べます。
「クリード」とか「ブラックパンサー」もこの方なんですけど、あれも音楽が印象的で良かったもんなー。
ノーランの作品はセリフ回しが気が利いてそうで利いてない感じが、正直ダサいと思っていて苦手なんですけど、今回はそれも比較的少なめで良かったです。
2時間半はあっという間です。
※2020年 劇場27本目