てるる

KESARI ケサリ 21人の勇者たちのてるるのレビュー・感想・評価

3.5
イギリスに植民地支配されていたインドとアフガニスタン国境。
1万人のパシュトゥーン人を相手に21人で立ち向かった実話を基にした映画。

これはインド版七人の侍ですね。
最近でいうとマグニフィセント7

でもこの21人。
全員ヒゲとターバンと軍服、体格も似たり寄ったりで本気で誰が誰だか区別がつかん!
1番分かりやすいのが料理人っていう。

主人公役はアクシャイ・クマール。
最近立て続けにアクシャイ作品観たのに、エンドロールまでアクシャイって気付かなかったわ。

150分ある割にはそれぞれのエピソードが薄いので余計に分からん!
七人の侍にしろマグニフィセント7にしろ、キャラ立ちしてるからこそ感情移入しやすかった。
今回は登場人物が死んでも、この人誰だっけ?ばかり頭に浮かんでた。

敵キャラもゲイっぽいスナイパーがいるけど、ちょっと薄すぎて何故このキャラ設定にしたのかイマイチ分からん。

そしてボリウッド特有の演出がシリアスなシーンでも笑わせてくる。

21人VS1万人なので色々と奇策があるのかと思いきや、単なる力押しだったのも残念。
実話といえども映画なので、もっと色んな作戦で敵軍を苦しめて欲しかった!

色々と難点は多いけど、籠城戦大好きなので燃えるシチュエーションではある。
特に弾が尽きてくるあたりは誰が誰だか分かんなくても切なくて苦しくなった。

ボリウッド印の歌とダンスもあるけど、バーフバリと比べて好きな感じ。
エンドロール曲もめっちゃ良かった。

ここ最近観たインド映画が良作多くて、それらに比べたら万人にオススメは出来ないけど、
籠城戦好きなら観てもいいかも。
てるる

てるる