ハンスウ

各自の美食のハンスウのレビュー・感想・評価

各自の美食(2018年製作の映画)
3.2
こういうのもあるんだなあと思いまして。日本みたいに無名監督が無名俳優と作った低予算の映画。劇場で客入らなくてもレンタルや配信で回収していくみたいな……と思ってたら、主役はKARAのメンバーだそうな。ジャケで隣にいるおじさんはよくドラマで見る人だけどそれ以外は見たことない人ばかりでした。このKARAのおねーさんはKARAデビューする前に子役経験があるらしい。だけど演技は上手だとは思わなかった、いや、演出上わざとぼーっと演じてたのかは分かりません。

これは、いったい、なんなの? 本気度がまったく見えない映画……入ったばかりの会社をやめたいって言う女子がいて、いや、やめる前に残ってる仕事終わらして、となる。なんの仕事かというと映像コンテンツの制作っぽい。なんの番組なのかというとグルメ番組っぽい。どんなグルメ番組かっていうと、舞台が江陵(カンヌン)っていう町なんですよね。だいたいソウルから反対の日本海側の方にある町ですけど、そのカンヌンにちなんだ料理を使った番組なんですよ。この番組を作る裏側の話をず〜っとダラダラダラダラやってるんだけど、もう、カンヌンしてって思うわ😞……

韓国の料理は味を重視したつくりですよね。見た目は二の次というか。日本みたいにきれいに飾らない。で、その味もたぶん韓国独自の味覚によるものだからたぶん日本人が食べてもおいしくないのかもしれない。おいしければどんどん日本に輸入されてくるはずだし……。

でもこの映画、さすがに一気見ではなく3回くらいに分けてちょっとした空き時間とかにチョコチョコと見てました。だけどなぜか脱落はしなかったんですよ。最後まで見れました。めちゃつまらなかったというほどでもないけどおすすめはできないですねぇ。なんか、こう、ゆるい感じとか気の抜けたような演出が最初は何かの狙いなのかなと思ったりしたんですけど、そうではなくて脚本も演出もヘタなんですよね。でも、なんだろ、韓国の地方の町とか料理とかでものめずらしさもありなんとなく見てしまいました。
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