ハンスウ

あなた自身とあなたのことのハンスウのレビュー・感想・評価

あなた自身とあなたのこと(2016年製作の映画)
3.8
ホン・サンス監督作品、JAIHOで2本目。これも最後まで観れました。タイトルの意味はわからないけど、男と女ということをやってるんでしょうね。男女の会話がいちいちこじれるんですよね。じゃ、もう、いいわ。って誰も言わないんですよ😂 それをあーでもない、こーでもないと、ずっと言い合いが続く。例えば、女性にそこまで言われれば、その時点でその人に対する思いは冷めるだろ……とか、そう言われれば、「あーそうなんだ」で普通終わるだろ……とか、思いながら観るわけなんですが、こっちの感性おかまいなしでお互いに違う方向にボールを投げるような会話が続く感じ? 

女がね次々に他の男と知り合って飲みに行っちゃう。一応、彼氏らしき男はいてその彼氏も他の男と飲み屋でもめ事を起こしたとかでシットする。でも、なんか、女には話が通じてないような感じがある。知り合いだという男から声をかけられても初対面だと言い張る。普通の感覚で見ると説明を求めてしまいがちなんですけど、この辺りの描写はこの映画のちょっと変わったアクセント的な特徴とも言えるのですが……

これも、なんか、シュールとか、不条理とか、言う人がいるのでしょうね。じゃあ、おっさんはどう思ったのか?? と言われると、脚本がね、行き当たりばったりで書き散らしたような感じもするんですよね。小規模な作品だし、たぶん、ホン・サンスが書いている過程で誰も口を挟むことなく、誰にもダメ出しされずに、とある作家が遊び満載で暴走して完成した脚本なのではないかな〜って勝手に想像したのですが……どうかな☺️

とにかく男と女はめんどくさい。っていうファンタジーかな〜、凡人のわたしにはそんな感じに映ったけど……
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