ラグナロクの足音

イップ・マン 完結のラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
1.9
いやいや酷すぎる。なんやその鬱蒼とした幕引きは。分かりきってることなんだから無駄にラストカットで仏壇なんか映すんじゃねぇよw 世紀のカンフーシリーズの幕引きはいかにもしょぼいお遊戯映画となってしまった。妻を亡くし放蕩息子と二人暮らしのイップはやがて自分の身が癌に蝕まれていることを知る。彼は死後の息子を暗示、彼を受け入れてくれる新天地を探そうとアメリカに渡る。しかしチャイナタウンを牛耳る元老院ともいうべき町の長達が外部者であるイップマンを拒絶するも、彼らを退去させようと嫌がらせを仕掛けるレイシストの米国基地軍人という共通の敵を見出すことでやがて共同、アメリカ様に詠春拳の強さをみせつけるという、4作目にしてまだドラゴンボールごっこをしかけるイップマンに呆れるしかない笑 彼の死を美化すればいいってものでもないが、癌で弱ったイップマンのカットがまったくないのは不自然でしかなく、そこにこそドラマが生まれるはずなのに、残念すぎる。とりあえず監督にはロッキーザファイナルのDVDを送りたい。
ラグナロクの足音

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