ninni

ひとよのninniのネタバレレビュー・内容・結末

ひとよ(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

少し引いて見てしまった。

あの人に介入しまくってる感じとかがずっと引っかかってた。
あと家族構成が難しくて。
理解力ないのだけど、先代と今の社長の関係とか、流せばよかったけどよく分からなくて考えてしまった。


でもそんなもんかも知れない。
家族がテンプレ化してわかりやすくなっているのに慣れてるだけかも。
社員には当然のように家族がいるし、それが必ずしも円満と決まってない。
真っ白だと思ってた人が真っ黒の可能性だってあるし、自分の愛する子供が何をしてるかなんて分かったもんじゃない。

サブストーリーの親子の話が強烈すぎて、というか想像しただけで気持ち悪くて吐きそうになった。自分の子供がああなってしまったら絶望しかない。
これが印象的すぎたのも分かりやすかったからだろう。


というか、稲村家、なんだかんだ愛があるんだもの。思い合ってるんだもの。客観的から見たら支え合って、関わり合ってるんだもの。家族なんだもの。別に擬似家族じゃないもの、最初から最後まで。
テンプレ化した家族よりよっぽど。

そりゃ抱えてるものはとんでもないよ。
でも、目の前の人が目の前の人のことを見ていなくても染み付いてるし、頭の中にはちゃんといる。



この話、何故かちょいちょい微笑んでしまった。特に現社長役の方と、エロ本を母が万引きしたところ。
胸張って、立派か!これでも!って言うのなんて泣けてしまうわ。
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