このレビューはネタバレを含みます
日記
久しぶりに映画館で、ひとりで、映画を観た。
それが、この映画でよかった。
自意識過剰だろうが、いろんな目線に晒されて、疲弊していた私に今気づく。
自分だけであることは難しいね。
ちゃんと傷つく。
それを受け止めて、怒って、悲しむ。
それが今とてもできない。
できなくなってたな。
本当に相手を知るためには自分を知る必要がある。
探すこととする。
人は生きてると勝手に演じてるね。
劇中劇『ワーニャ伯父さん』のラストシーン、韓国手話で語る彼女と叔父さんのやりとりがたまらなく残ってる。
自分の言葉が伝わらないことが当たり前だとユナは言った。でもその分見ることが出来る。手話で伝えることもできる。
他の俳優には聞かないことをどうして私には聞くんですか?
この言葉に彼女の生きてきた道を感じる。
あの、ワタリの家に行った時のことも。
俳優陣、全員面白かった。面白い人たちばかりだった。いやらしさを感じたり、違和感を感じることが一切なかった。嘘がなかった。私にはそう思った。なんだ、この人たち。いい俳優ばかり。
私の中のどす黒いものが動くことなくただただ浴びたというのが正しい。
ずっと続いていいとも思った。車で走りたくなった。
めも
音さんの書いたセリフを声に出せることが幸せだった