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デッド・ドント・ダイのliamのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.1

監督は「パターソン」のジム・ジャームッシュ。出演は「犬ヶ島」のビル・マーレイ、「ブラック・クランズマン」のアダム・ドライバー、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のティルダ・スウィントン、「モンスターズ 悪魔の復讐」のクロエ・セヴィニーなど。

ロバートソン署長(ビル・マーレイ)、ピーターソン巡査(アダム・ドライヴァー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)が見守るのどかな田舎町センターヴィルで、死者が墓場から次々とよみがえる。ゾンビは生前の活動に引き寄せられるように町をさまよい、時間を追うごとに増殖していた。三人の警察官や葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)、住民たちは、生き残りを懸けてゾンビの大群に立ち向かう。

序盤のテンポはかなり遅い。いや遅いというよりは、緩いと言った方が合っているかもしれない。笑
ただそんな雰囲気が癖になる。

全体を通してシュールな雰囲気に包まれており、緩い笑いが定期的に続く。

ゾンビの動きがめちゃくちゃ遅い。最近のゾンビは走ってきたりするけど、このあたりの設定は昔を踏襲している感じがする。しかも死ぬ前に好きだったものを呟きながら歩くのでそこがまたシュール。
wifiとかを探して歩いてるゾンビもいて、それにはめっちゃ笑った。笑

またただのゾンビ映画ではなく、物欲にまみれた現代社会に警鐘を鳴らしている作品となっている。
かなり直接的にゾンビでそれを表しており、そういう点では非常に面白い。

遊び心も満載で出演者が台本について話したり、キーになると思われていたゼルダがいきなりUFOで飛び立ったりもする。

ただ全体的に意味が分からない部分も多く好みは完全に分かれそう。個人的にはあんまり好きではなかった。

シュールなゾンビ映画。
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