ニクガタナ

どん底作家の人生に幸あれ!のニクガタナのレビュー・感想・評価

3.4
イギリスの文豪ディケンズの半自伝的小説を映画化とかいうから、ちょっと実話ベース感覚で観始めちゃったのがいけなかったか、うーん、しっちゃかめっちゃかで楽しめなかった。ナニコレ?ポリコレ対応?そもそもディケンズはインド人では無いようだが、主人公を演じたのはデヴ・パテルで、その母は白人。白人キャラの母親が黒人、そし黒人女性キャラの父親がアジア人…1840年代イギリス舞台のお話でこうゆう事されるともう気になってしょうがない。衣装や美術はそれなりに時代再現がんばってる感じなのに説得力がなくなって残念。少年時代に預けられた里親が詐欺師とかよくわからないことが多い。良い役者揃えて活き活きした抑えめのコメディ芝居は良い感じ。ティルダ・スゥイントンとベン・ウィショーのキャラが特に良かった。あらかじめファンタジックコメディとして観れば良かったのかな?ドラマティックなスコアもちょっとシーンと合ってない気が…。総評としてちぐはぐな作品。
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