このレビューはネタバレを含みます
忘れられない女(ひと)
トーベ・ヤンソンの、主に恋愛関係にフォーカスし、1944年から60年代初頭年までを描いた伝記。北欧らしい曇天が映えるヘルシンキのロケーションが美しい。ムーミン創作秘話みたいなのを期待して観初めたが、百合な展開になるとは思ってなく、思わずドキドキさせられた。トーベはそんなに波乱や転落の無い人生だった模様。主演女優さん、トーベ本人に雰囲気似てて魅力的。50年代に既婚者とえらいサクッと不倫をし、女性の同性愛もとても当たり前な感じに描かれて、秘め事感がないのは芸術家だからか?それともフィンランドのお国柄か、イラストを芸術と認めず反目し合ってた高名な彫刻家の父が亡くなってから渡されたスクラップブックに涙するシーンに涙した。レコードから流れるクラッシックなダンスナンバーに乗って軽快かつ適当にステップを踏むトーベが可愛い。最後の踊る本人映像も可愛らしい。今回は長音符を挟んだ女性?のファーストネーム英日表記タイトル作品で三連投。