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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.5
コメディ「タイピスト!」のレジス・ロワンサル監督・脚本による、巧みなストーリー展開のミステリー。
原題:Les traducteurs (2019)

ミステリー小説「デダリュス」完結編を世界同時発売するため、フランスのヴィレツト邸地下室に9か国の翻訳家が集められる。
彼らは外部との接触を一切絶たれた隔離状態で、毎日20ページだけを翻訳して2ヶ月以内に終了することを求められる。
ところが、出版社の社長アングストロームのもとに、"冒頭の10ページをインターネットに公開した、24時間以内に500万ユーロを支払わなければ次の100ページ、要求を拒めば全てのページを流出させる"という脅迫メールが届く…

原作者オスカル・ブラックの原稿はどのように流出したのか?
最後に明らかにされる犯人の真の目的とは?
これは、見てのお楽しみ。

出版社の社長役はランベール・ウィルソン。
翻訳家役はオルガ・キュリレンコ、アレックス・ロウザーナ、シセ・バベット・クヌッセン…
書店経営者でアングストロームの文学の師はパトリック・ボーショー。

「今、世界が求めているものは愛。優しい気持ち。ひと握りの人々ではなく、みんなのために…」(ジャッキー・デシャノンが歌いヒットしてたバート・バカラック作曲の What the World Needs Now Is Love「世界は愛を求めている」が歌われます)

「この本を?
"失われた時を求めて"
世界を無限に広げてくれた。
誰が売ろうと関係ない。
"ページを開けば世界があふれだす"
…文学の力を信じろ」

「自分のものは自分で守れ」