せがみ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのせがみのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時からずーっと観たくてうずうずしていた映画。ついに配信されたので楽しみに観賞!

全世界待望の小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が外部との接触を禁止され、地下で原稿を翻訳するなか、原稿をネットに流出させると金銭を要求する脅迫メールが出版社に届き、皆が疑心暗鬼になっていくストーリー。

時系列で混乱するけど、終わってみて振り返るとベストな構成に思える。刑務所での面会は上手いことミスリードされた。オリエント急行殺人事件も上手く織り混ぜてて面白い。でもエレーヌの自殺はストーリーに必要だったかな、と思ってしまった…アレックスの目的のために犠牲を払いすぎている。

翻訳家たちが集まって、多言語でエリックを追い詰めようとするシーンは印象的。個人的に一番盛り上がった!(でもカテリーナが撃たれて盛り下がった…)

優秀な日本の印刷機にあっぱれ!
せがみ

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