Hoshi

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのHoshiのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます


復讐劇だったのか…

映画冒頭から、犯人はオリバーブラック本人とかだったりして〜と読んでいたけど、ここまでアレックスが深く関わっていたとは思わなかった。
早々に種明かしが始まるから、なんか早いなあと違和感があったけど、焦点はそこじゃなかったというのがなんかよかった。

アレックスえらいいい部屋住んでるなあというのもちょっとしたヒントだったんだな…

翻訳者たちがエリックを目の前に、本人に分からない言葉で意思疎通図るところが文系の戦い方って感じで、なんかカッコよかった。みんな大体マルチリンガルとかかっこよ。スペイン語やっておこうかな、いざという時のために…笑

ヨーロッパなどで見られる、言葉や文化が深ーいところから隣り合ってる世界での物語は、日本からしたらすごく新鮮な設定や展開が多かった気がする。他国の皮肉ったジョークも言い合うんだけど、でもパーティーしたらすぐシャンパン片手に歌い合う社交性とか、やっぱりどこか似ていて。
それから、俳優陣がフランス人なのかフランス語堪能な各国の俳優なのか見ていてとても気になった。
見た後調べたけど、ほぼみんな翻訳語の国出身だった!なんであんなフランス語流暢なの、すごい〜🥺🥺言葉に強い人大好き

それから、視聴後のネットサーフィンでダ・ヴィンチコードでの実話がベースだなんてまたもう一味わい。最近この見た後もまだまだ美味しい映画が楽しい。2度も家畜のようにって言わせたあたり、これはメッセージなんだろうな。

音楽、JUN MIYAKE!急にエンドロールで日本人出てきたからびっくりした!
調べたらNHKのぜんまいざむらいも手がけてるって幅広すぎでしょ…笑

あとさ、これだけ、アングストロームってなんかしっくり来ないなあと思ったら、アームストロングが頭の片隅から混乱させてたんだなって笑
アングストローム、アームストロング、もう、紛らわしいな!笑

ミステリって犯人探しを視聴者に強要する感じが好きじゃなかったんだけど、いろんな一コマや役者一人一人に見応えがあって、ストーリーもまとわりつくようなほら、謎でしょ?謎でしょう?って感じがなくて、面白かった。GAGAが好きなんだよな〜笑
Hoshi

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