このレビューはネタバレを含みます
予告で気になってた作品。
構成が舞台っぽくもあり、小説ぽくもあり。
ベストセラーの3巻目を、各国同時翻訳して発売するに向けて翻訳家が集められるが、出版の前にページが流出する事件が起き、犯人は誰なのか…という感じなんだけど。
カバンすり替えとか、途中盛り上がってスリリングで面白かったけど、肝心の犯人の動機が…わかる、わかるんだけど、人物描写が少し弱かったというか背景が浅すぎていかんとも感情移入もできずに終わってしまったかな…。
あと、犠牲が大きいというか多いというか、そこらへんもちょっと残念だったかな。
殺人起きても武器も取り上げずにそのままだったり。舞台とかだとおかしく感じないかもしれないけれど、映画だと間が出ちゃう気がするんですよねぇ。
展開が気にはなってたので、観られたのはよかったけど、なかなか人にはお勧めしづらいかも。
パンフは翻訳家さんの座談会や解説、真犯人の説明なども載っていたので買いかもしれない。