Kaz66

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのKaz66のレビュー・感想・評価

4.0
コレ、めっちゃ面白いです。
「ナイブズ・アウト」の次に観たのですが、同じくらい、いや話だけならこっちの方が面白いかも?
仏・ベルギー合作ですが、ベルギーの感じが強いというか『北欧スリラー』っぽいテイストでした。監督はフランスの人ですが…。
ダン・ブラウンの小説:「ロバート・ラングドン」シリーズの4作目「インフェルノ」出版の際の実話をベースにしたスリラーということらしく…、プロット・脚本がすごく練られていて最後まで『えっ、え〜』『誰、だれ?』が続いて、全く読めたり飽きたりしません。
そんなホンを、「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコをはじめ、「マトリックス」に出てたあの人とか、「ジョン・ウィック2」に出てたあの人とか、「北欧サスペンス」によく出てるあの人とか…、スリラー映画に上手くマッチする役者さん達が演じてます。
9人の翻訳家たちが其々に事情を抱え、出版社は出版前の違法流出を恐れ、結局はこの(ミステリアスな)ベストセラー作家はいったい誰なのか?というところに帰結する…。
€10Mの予算でここまで面白いものが出来るとは…ミステリー好きの人には是非観て欲しいです。
ヒットしたら、ハリウッド・リメイクされそう!
そうなって(これを作った人たちはちゃんと評価され/儲けて)ほしいものです。
Kaz66

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