カロ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのカロのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

凄く、凄く面白かった。

なんとなく疑問に思った事に対して殆ど答えがある事がこんなに気持ち良いとは。

犯人や動機、トリックだけでなく例えば「日本ってギリシャよりも本が売れないんだ〜…。ギリシャってどれくらい本が売れるの?」→売り上げが一番低いからって最初に殺されそうに。

こんな事して許されるなんて事ある?という事は捕まってるのはこっちか、と考えだす→そうでした。

警備員までなんでここまでするの?→雇い主にお金が無くなったと分かった途端職場放棄

などなど。

最後に「映画とは言えずいぶん良い部屋に住んでるな」「足の間の物、取り換えるられるなんてすご過ぎる設定だね」って思った事にもちゃんと理由があった事にあ〜!そういうことか!となんでそこを深く考えなかったんだろう?と思わされた事の気持ち良さ。

そして先生に出版を断られたのに出版できる事になってるって事は先生は殺されてるね…。先生の遺体を探してるんだね。と思っていたら火事に!冒頭で火事になってた!忘れてた!

絶対にまた観たい。今度は色んな登場人物の表情を観察しよう。
カロ

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