このレビューはネタバレを含みます
ゴブリンのテーマ曲(名曲!)から始まる黒バックにオシャレなフォントの文字のシンプルなオープニング、そこに差し込まれる子供の歌う曲からの不吉な映像、テンションがいきなり上がる、そこからテレパシーを使える女性が登場し、「この女性が主役か?」と思わせておいて早速殺される展開迄は最高に面白い、
...そこからが相当退屈だった、調べ物をするパート、探索パートが長い、ずっとこの繰り返し、たまに殺害シーン、また探索パート、催眠にかかった様に眠たくなる、
主人公が屋敷で壁に隠された絵を見つける、壁を擦る、別の場所に行く、絵のところに戻る、壁を擦る、別の場所に行く、絵の所に戻る...何を観させられているのか、
主人公と新聞記者のジャンナの掛け合いは面白く、コメディパートが入るだけでも緊張が解けてとても良い緩急の付け方だと感じた、ジャンナは最高のキャラクター、
殺害シーンはどれも素晴らしく似たものが無い記憶に残るものばかりだった、熱湯殺害(お湯が溜まるの早い)、からくり人形は恐怖の名シーン、カルロ死亡シーンはオーバーキル気味、やり過ぎよ、真犯人を殺す気マンマンの主人公も凄い、
緊張が高まった時に流れる曲がどれも合ってなく、笑わせに来ているのか?と思わせる雰囲気になってしまう、曲質が合っていないのか、屋敷から落ちかけるタイミングで流れる曲はコメディのそれかと思った、
殺害現場から絵が消えた、逃亡する犯人がカルロでは無い証拠等、ミスリードもあり多少犯人探しに推理が効く様な構成になっているのも面白い点だった、ただ不条理も多め、
原題『Profondo Rosso』、日本語で“深紅”、カッコいいタイトルなのに... 日本語タイトルはありえないレベルで残念、