西村権太郎

僕のワンダフル・ジャーニーの西村権太郎のレビュー・感想・評価

5.0
ベスト・ムービーの1位にします。
凄く良い映画でした。
a dog's purposeよりも良かったかも。

目から水が出て水が出て
私が干涸びてしまうのではないかとさえ思いました。
全てがマッチしました。
人生の、と言うか
人類の全てがここに詰まっていました!
と感じました。

台詞が、カメラワークが素晴らしかったとかではないかも知れません。
じゃあ物語が素晴らしいんでしょうか。
ストーリーも確かに良いけど…
何処が良いのか説明が難しいです。

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私、汚いトイレとか糞とかが本当に苦手なので動物は飼えません。
だけど大好きなんです。
YouTubeとかでも、いつも動物の動画ばっかり観てます。

トリマーになりたいとか動物園で働きたいと思った事はありません。
臭そうだし、糞とかが苦手なので。
でも動物は本当に好きなんです。
そんなのって有り得ます?
良いですか?
駄目かな…

猫は長年飼ってましたが、母が死んで姉が嫁に行く時連れて行きました。
彼女達がペット飼いたい飼いたい言ってた所、私が反対したぐらいですから。
毛とか臭いとか糞とかがあれなんで…
でも動物は大好きなんです。
なんでそんなに好きなんでしょうね。

無垢だし表情筋が無くて可愛いし
モフモフしてるからかな…

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あとはデニス・クウェイドみたいなアメリカ人のオッサンとの関係性も好きです。
だって男同士なのに抱っこしたりキスしたりして。

そして僕は、欧米で育ったアジアの人が滅茶苦茶タイプなんです。
ネイサン・チェンとか、シム・リウとか。
何故、アメリカで育つと同じ東アジア人なのにあんなに格好良いんだろう。
気候?食べ物?表情や仕草や態度?兎に角格好良いんで、
そんな彼が癌になったり、際限無く僕の感情は揺さ振られました。

僕が25の時に母は癌で65の若さで死にましたし、そうゆうのも有るのかも知れません。

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スーパーナチュラルな要素は有りますよね。
そう迄して何を言わんとしてるのか、読み取ろう読み取ろうとしてしまいます。

家族は、良いですよね。
両親も死んで、嫁の夫が嫌な奴だから縁を切って、僕は親族がゼロです。
ゲイなので、家族を持つ事は出来ません。


孤独です。


この作品では、家族の素晴らしさを説いていますから、辛くて仕方無いって事も有りますが、2019年の映画です。ちゃんとアジア人も出て来るし、アイツもオッサンの声のまま女子になったりしますから、ストレートの人のみが家族に囲まれて幸せになる権利が有る、なんてそんな事描く訳が無いんですよね。

僕が欲しい答えも、ワン吉が教えてくれている筈だと目を凝らします。

その答えは…

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犬を飼えって事です。

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嘘です。
何だか分かりません。

分かりたいので、思い描くんです。
彼らの無垢で真っ直ぐな眼差しを。

いつも口半開きで
食うか寝るかどっちか。

でも全部分かってる。
西村権太郎

西村権太郎