笑い要素あり、だけど生き方について深く考えさせられる、そんな作品でした。
貧困家族と裕福な家族を絡め両者を対照的に捉えていました。
友人に任された仕事の際に一人の思いつきから始まったこの物語は、目先の欲にかられ主人公家族が貪欲にお金を欲する事で発展していきます。その中で、家族、友情、人間関係から貧富の格差など、様々な事柄を展開していて、本当に色々考えさせられました。両者の気持ちもよくわかるので、なんとも言えない気持ちになりました。
ただ、この作品を通して私は少し肩の力が抜けるようでした。というのも、作中で「失敗しない計画は計画をしないことだ」というセリフを聞いて、すべて無計画では悪い結果に着地してしまうことも多いかもしれないけれど、最初から計画を立てるからうまくいく、うまくいかないの判断を自分で勝手にしてしまうのだと思ったからです。
そう考えたら、今まであれやらなきゃこれやらなきゃ、という思いから少し解放されたような気持ちになれたからです。
特に何を観たいなど好みがない方はこの作品を鑑賞してみてもいいかもしれません。
