このレビューはネタバレを含みます
映画館にて
前半エンタメ映画だと思って見ていたら、後半になってどんどん格差社会への批判、怒りが見えてきた
寄生先の裕福一家は全く悪いことをしていないのにも関わらず、主人公一家に感情移入してしまい、パーティーでの行動に納得してしまう
同じ時期に公開されて同じく社会的弱者を扱ったJOKERと比較すると、パラサイトの方がより感情移入しやすく感じた
パラサイトでは半地下家族と裕福家族の格差が描かれており、自分はどちらにも属さないがどちらの気持ちも分かるような気がして、主人公一家の苦しさを彼らと同じ様に感じることができた
全く先が見えない展開は映画として純粋に楽しかったし、これだけ評価されるのも納得の出来だった
見終わって幸せな気分になれるものではないが、繰り返し何度も見たいと思った
"計画を立てると必ず人生その通りにいかない"
