ブタブタ

るろうに剣心 最終章 The Finalのブタブタのレビュー・感想・評価

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高評価の中、心苦しいのですがつまんなかったです。
いつものボンクラの戯言なので気にしないで下さい。
実は最近映画館での映画鑑賞である法則に気づきまして、それは
「上映中スマホを見るマナーの悪い客が近くにいた場合その映画はつまらない」
という事。
今回は隣(コロナ禍により一つ置き席)の客が三回スマホを見ており一回目の時は腹たったのですが映画を見てるうちに「之はひょっとしてこの映画はつまらないという例のお告げでは無いか?」と。
三回目にスマホの光が見えた時はもうすっかり集中力も切れ「矢張りマナーの悪いスマホ客によるお告げは100%だ」との確信に至りました。

『人誅編』は読んだはずなのにあんまり覚えてないのは原作の段階でもう面白くないと感じてたのかも。
『るろうに剣心』の「志々雄編」が終わったのって『北斗の拳』で云うとラオウ倒しちゃった後みたいで、あの頃の少年ジャンプは人気マンガは人気があるうちは絶対終わらせてくれないから「人誅編」も何か無理矢理続けた感じがしてた。

縁って「強いシスコン」なだけじゃん…
最初の列車のシーンで謎の大物感醸し出してからの列車の中外グルングルン回りながらのアクションは凄かったけど。
「志々雄真実すら実は縁の操り人形だった…」的な話しはウヤムヤでハッキリ言ってよく分からない。
やっぱり剣心への復讐って個人的動機がメインなのでどうしても話のスケールが小さくなる。
確かにアクションはスゴい。
高速のアクションと流れるような剣と剣とデュエル。
壁走ったり回転したり、もはやCGではなくこのアクションや殺陣を実写でやってるこの作品に関わってる人達は一人残らずスゴいです。
でも見どころはそれだけだったな…
話が平坦。
話し→バトル→話し→バトル→話し→バトルの繰り返しでそれ以外の何も基本起きない。
これって何か既視感を感じると思ったら『劇場版fate』がいつもこんな感じで途中で「早く終わんないかな…」みたいになる。

二時間少しの映画なのに体感時間はシンエヴァより長かった。
何か「想いに耽る…」「哀しみを堪える…」「死んで行った人達を悼む…」みたいなシーンがやたら多い。
美しい日本の風景をバックに人物が基本何もせず突っ立ってる場面がやたら多くて編集で一時間位削ろうと思えば削れるんじゃなかろうか。

最初の方は面白かった。
あの人誅軍の合わせると♾みたいな形のでっかい刃使ったバトルは面白かった。

それから言いたいのはなんと言っても四乃森蒼紫。
蒼紫って『るろうに剣心』における序盤の最初のラスボスクラスの敵で主人公の剣心と同格位のキャラクターの筈。
其れがこの実写版では二作目辺りで既に「剣心の仲間その④」位のザコに成り下がってるし今回も余りに余りな扱いでないの?
中の人は捕まっちゃうしもう蒼紫の不遇っぷりたらない。

何かもういいや(笑)
『TheBeginning』に期待!!
ブタブタ

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